ギリシャの再選挙実施確定を嫌気して15日のロンドン外国為替市場は、1月18日以来約4カ月ぶりのユーロが急落、対ドルで1ユーロ=1.2771ドルと安値をつけたようです。
午後4時現在は1.2770~2780ドル(前日午後4時は1.2830~2840ドル)。対円では同102円30~40銭(102円40~50銭)。
一方、円の対ドル相場は1ドル=80円台前半で軟調に推移。同時刻現在は80円05~15銭と、前日午後4時(79円75~85銭)比30銭の円安・ドル高。
序盤は朝方に発表されたドイツの第1四半期(1~3月)実質GDP(国内総生産)が前期比0.5%増と急回復したことで、ユーロの買い戻しが先行。ただ、なお混迷するギリシャ政局をにらみ上値は重い状態が続いたそうです。
午後に入ると、6月中旬にも再選挙が行われることが確定し、金融市場では一気にユーロの失望売りが加速した模様。
ギリシャ再選挙をめぐっては、「ある程度織り込み済み」(市場関係者)との見方もあり、売り一巡後はユーロも下げ止まる場面が見られた。だが結果次第では欧州連合(EU)による金融支援の停止、さらに同国のユーロ圏離脱につながりかねず、市場も「先行きが見通せない」(邦銀筋)として緊迫感が増し始めているのが大きな要因でしょうか。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120516-00000001-jijc-brf
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