9日の円相場は、朝方にちょうど4年ぶりとなる1ドル=100円の目前まで下落したが、午後から夕方にかけて98円台後半まで値を上げるなど足踏みし、100円乗せはならなかった。
東京外国為替市場の午後5時現在は前日比12銭円安ドル高の1ドル=98円95-96銭。ユーロは40銭円安ユーロ高の1ユーロ=128円82-86銭。
昨日から円軟調がじりじりと続き、朝方には1ドル=99円60銭台まで下落した。しかし東京市場での取引が活発化する午前9時を過ぎると、ドルやユーロを売って円を買い戻す動きも出て、円は値上がりに転じた。99円前半まで上げ、さらに98円台後半へと値動きした。
市場では日銀の新たな緩和策による円安基調はいぜん変わっていないとの見方が強い。